2018年3月25日日曜日

ミズゴケの冬越しはこれでいいだろう

ようやく暖かくなってきた(最高18℃、最低8℃ぐらい)。日照もだいぶ長くなってきた。ここまでくればもう日中は温度の心配をしなくていいだろう。夜はまだ寒いので家の中に取り込み。野外に出しっぱなしで問題なくなるのは5月に入ってからだろう。一番寒かった2月(今年は特に寒かった)に少し弱ったけど概ねうまくいったと思う。天気のいい日中はなるべく外に出して陽の光をあてていた。
冬越しはこれで終わりにして春からは1から植え付けたミズゴケの栽培記録を取りたいな。おおむね通年でうまく栽培できているので今年は増やす方向で頑張りたい。


2018年3月12日月曜日

『日本の湿原』を読んだ


原口先生の『日本の湿原』を読んだ。湿原の研究者はあまり多くなくきちんとした専門家が一般向けに湿原を解説した本はものすごく貴重。旅行記みたいなのはいっぱいあるけど。私のミズゴケの栽培は原口先生の論文をベースに始めたものだったりする。御本人には見たことも話したこともないけど。
特に面白いと思ったのは第2章北海道太平洋側の落石湿原。一般的に苔の成長には朝霧が重要だが落石湿原では海霧が重要な働きをしている。これは面白い。ミズゴケは第5章。それを見るとpHは酸性、温度は25~35℃が最適な事が分かる(*1)。もちろん貧栄養が望ましい(たまにミズゴケに薄めた液肥をあげてしまう人がいるが止めましょう。百害あって一利なし)。
(*1)ただしこれは私の経験とは一致しない。私が育てているのはオオミズゴケだが気温30℃ぐらいから新芽が溶け既存のミズゴケも傷んでくる。どうもミズゴケにはろくな体温調整機能がなく(そりゃ苔だし)直射日光下で容易に表面温度が上昇するのが原因と考えている。




2018年3月1日木曜日

冬終わり

今年は寒かった。2・28まで最高気温が10℃切るとかあり得んのですよ。野菜高いし。栽培しているミズゴケもだいぶ傷んだ。最低温度15℃を維持するように頑張っていたつもりだがやはり限界はある。3・1からはうって変わって暖かい。これからぼちぼち成長しだすハズ(多分)。今は成長が遅いので収穫した後の茶色い下層部分がよく見える。